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事務所の移転・閉鎖で出るパソコンの片付け方|沖縄で慌てないための段取り

事務所の移転・閉鎖で出るパソコンの片付け方|沖縄で慌てないための段取り

「来月には事務所を引き払うのに、奥の部屋に古いパソコンやモニターが山積みのまま。どれを持っていって、どれを手放せばいいのか手がつけられない」――事務所の移転や閉鎖を控えた事業者さまから、こうした声をよく耳にします。

結論から言えば、移転・閉鎖で出るパソコンの片付けは、「台帳で数をつかむ → 4つに仕分ける → 退去日から逆算して動く」の順で進めれば慌てずに済みます。とくに、データの扱いと、売れるもの・売れないものの見分けを早めに決めておくことが大切です。

この記事では、事務所の移転・閉鎖・統合で不要になるパソコンや周辺機器の片付け方を、仕分けの手順、データの扱い、売却できるものと処分が必要なものの分け方、スケジュールの組み方の順に解説します。事業用パソコンの手放し方そのものは事業用パソコンの正しい処分方法で詳しくまとめているので、本記事では移転・閉鎖の段取りに絞ってお伝えします。

移転・閉鎖のときにパソコンの片付けが後回しになりやすい理由

段ボールが積まれ、机にモニターやノートパソコンが残る引っ越し前の事務所

事務所の移転や閉鎖が決まると、やることが一気に押し寄せます。新しい物件の契約、内装や電気工事の手配、電話やインターネット回線の移設、取引先への案内、原状回復の打ち合わせ――。その中で、使っていないパソコンや古いモニターは「最後にまとめて何とかしよう」と後回しにされがちです。

ところが、パソコンは机や棚と違い、中にデータが入っているという点で扱いが特別です。退去の直前になって慌てて片付けようとすると、どのパソコンに何のデータが入っているのか確認する時間がなく、必要なファイルを移し忘れたり、逆にデータが残ったまま手放してしまったりするおそれがあります。

また、沖縄では夏から秋にかけて台風が重なることも少なくありません。引っ越し業者の日程が台風でずれ込み、退去日まで余裕がなくなった、という話もよく聞きます。那覇の久茂地やおもろまちのテナントビルのように、搬出の時間帯やエレベーターの使用が管理会社のルールで決まっている物件では、なおさら段取りが重要になります。パソコンの片付けは、移転作業の「最後」ではなく、早い段階で手をつける項目として計画に入れておきましょう。

まずは台帳づくり:何が何台あるかを洗い出す

最初にやりたいのは、事務所にあるパソコンと周辺機器を一覧にすることです。難しく考える必要はなく、表計算ソフトやノートに「種類・メーカーと型番・設置場所・使っている人・購入した時期(分かれば)・状態」を書き出すだけで十分です。

書き出してみると、意外なものが見つかります。倉庫の段ボールに入ったままの旧型ノートパソコン、退職した方が使っていたデスクトップ、会議室に置きっぱなしのモニター、使われなくなったプリンターやハブ、外付けハードディスクなどです。浦添や宜野湾の事務所で10年近く同じ場所にいた会社さまだと、こうした「眠っている機器」がまとまって出てくることも珍しくありません。

台帳をつくるときは、本体の裏や側面のシールに書かれた型番を控えておくのがポイントです。型番が分かれば、あとで売却を検討するときに目安を確認しやすくなりますし、リース品かどうかを契約書と照らし合わせるときにも役立ちます。あわせて、ACアダプタや充電ケーブルが本体とそろっているかもメモしておくと、後の作業がぐっと楽になります。

パソコンを「持っていく・売る・処分する・返す」の4つに仕分ける

大きな机の上でパソコン機器をグループごとに仕分けしている事務所スタッフ

台帳ができたら、1台ずつ行き先を決めていきます。移転・閉鎖のときは、大きく分けて次の4つのどれかに振り分けると整理しやすくなります。

区分当てはまるものやること
持っていく移転先でも使うパソコン・モニターデータと設定を確認し、梱包して運ぶ
売る(買取に出す)まだ使えて、移転先では使わないものデータのバックアップ後、買取業者に査定を依頼
処分する故障や年式などで値段がつかないもの産業廃棄物の許可業者やメーカーの窓口などに依頼
返すリース・レンタル中の機器契約先に返却方法と期限を確認

「返す」機器を最初に確定させる

仕分けで最初に確定させたいのは「返す」に当たる機器です。リースやレンタルのパソコンは会社のものではないため、売ったり処分したりすることはできません。契約書や請求書を見ながら、どの機器が契約の対象なのかを台帳に印をつけておきましょう。返却の期限や梱包の方法は契約先ごとに決まっているため、退去日に間に合うよう早めに問い合わせておきましょう。

迷ったら「移転先で本当に使うか」で決める

残りは「持っていく」か「売る・処分する」かの判断になります。迷ったときは、移転先で誰がそのパソコンを使うのかを具体的に思い浮かべてみてください。「予備として持っていこう」と運んだパソコンが、新しい事務所でも結局使われずに眠ってしまう、というのはよくある話です。使い道がはっきりしないものは、まだ値段がつくうちに売却を検討するほうが、移転先のスペースも有効に使えます。

データの扱いは、仕分けと同時に決めておく

移転・閉鎖のときにいちばん気をつけたいのが、パソコンの中のデータです。顧客名簿、見積書や請求書、従業員の情報、取引先とのメールなど、事業用のパソコンには外に出してはいけない情報が詰まっています。

そこで、仕分けと同じタイミングで、1台ごとに「残す必要のあるデータがあるか」を確認することをおすすめします。必要なデータがあれば、移転先で使うパソコンや社内のファイルサーバー、クラウドの保存場所などに移しておきます。とくに閉鎖の場合は、帳簿や契約に関するデータを一定期間保管しておく必要があるケースもあるため、顧問税理士などに保管の範囲を確認しておくと安心です。

バックアップが済んだら、手放すパソコンのデータを消す段階に入ります。ここで注意したいのは、パソコンを初期化しただけでは、データを復元できてしまう場合があるということです。消去の考え方はデータ消去についてのページで紹介しています。なお、当社が買い取ったパソコンは、すべて当社でデータ消去を行っています(標準・無料)。お客さまにお願いしたいのは、必要なデータのバックアップと、パスワードの解除です。

売却できるものと、処分が必要なものの見分け方

テーブルに並べて確認されるモニター・ノートパソコン・周辺機器

「売る」と「処分する」の境目は、最終的には実機を見て判断することになりますが、ある程度の見当は自分でもつけられます。一般的に、購入から年数が浅いもの、問題なく起動するもの、目立つ傷や割れがないもの、ACアダプタなどの付属品がそろっているものは、売却できる可能性が高くなります。反対に、起動しない、画面が割れている、かなり古い世代のものなどは、値段がつかないことがあります。

モニターやキーボード、ドッキングステーションなどの周辺機器も、パソコンと一緒に見てもらうのがおすすめです。単体では判断に迷うものでも、まとめて確認したほうが仕分けの手間が減ります。当社でも、モニター・周辺機器はパソコンと一緒に査定しています。価格の目安は買取価格の目安でご確認いただけますが、最終的な金額は実機を拝見して決めています。

一方で、値段がつかないものは別の方法で手放す必要があります。事業で使ったパソコンは産業廃棄物として扱われるため、産業廃棄物の収集運搬・処分の許可を持つ業者に依頼する、メーカーの法人向け窓口に相談するといった方法が一般的です。当社は古物商許可にもとづく買取専門のため、値段がつかないものはお引き取りしていません。査定の結果、値段がつかなかった機器については、こうした方法で手放す必要があることをあらかじめ含めてスケジュールを組んでおくと安心です。

退去日から逆算したスケジュールの組み方

片付けをスムーズに進めるコツは、退去日や原状回復の工事日から逆算して、パソコンまわりの作業日を決めておくことです。目安として、次のような順番で進めると無理がありません。

  1. 退去日のおよそ1〜2か月前:台帳をつくり、リース・レンタル品を確認する
  2. 1か月前ごろ:4つの区分に仕分け、必要なデータのバックアップを始める
  3. 3週間前ごろ:売却するものの査定を依頼し、処分が必要なものの依頼先を決める
  4. 2週間前ごろ:移転先で使うパソコンの準備(入れ替え・設定)を進める
  5. 退去の数日前まで:売却・返却・処分を終え、事務所を空にする

ポイントは、売却は引っ越しの直前ではなく、少し余裕をもって済ませることです。直前だと、パスワードが分からないパソコンが見つかったり、付属品が別の段ボールに紛れてしまったりして、当日に慌てることになります。また、退職者のパソコンなどはログインの情報が引き継がれていないこともあるため、早めに確認しておきましょう。

閉鎖ではなく移転の場合は、古いパソコンを手放すタイミングで新しいパソコンへ入れ替えるのも一つの方法です。たとえば沖縄市からうるま市へ事務所を移す、名護の支店を本社に統合するといった機会に、まとめて入れ替えれば、移転先での設定も一度で済みます。当社では、入れ替え用のパソコン(レンタル・リース・購入)や、データ移行・ネットワーク設定のご相談も承っています。詳しくはパソコンの入れ替えのページをご覧ください。

まとめ:移転・閉鎖のパソコンは「台帳と逆算」で慌てずに片付ける

事務所の移転や閉鎖で出るパソコンは、つい後回しになりがちですが、データが入っている以上、ほかの備品と同じように最後に一気に片付けるのはおすすめできません。まず台帳で何が何台あるかをつかみ、「持っていく・売る・処分する・返す」に仕分け、退去日から逆算して動く。この順番を守るだけで、直前に慌てる場面はぐっと減ります。

なかでも、まだ使えるパソコンは、値段がつくうちに売却を検討するのが合理的です。年数がたつほど売れにくくなるため、移転が決まった時点で早めに査定を受けておくと、仕分けの判断もしやすくなります。

当社は沖縄本島全域で、法人・個人事業主さまの事業用パソコンを1台から出張査定(無料)しています。移転・閉鎖で不要になるパソコンやモニターがありましたら、台帳がまだ途中の段階でもかまいませんので、お気軽にお問い合わせください。

よくある質問

移転先がまだ決まっていない段階でも査定を頼めますか?

はい、可能です。売却するかどうかを決める材料として、先に査定だけ受けていただくこともできます。移転の日程が決まったら、それに合わせて買取の日を調整しましょう。

リース中かどうか分からないパソコンが混ざっています。

本体に貼られた管理シールや、リース会社との契約書・請求書で確認できることが多いです。リース品は会社のものではないため売却できません。分からないものは、査定の前にリース会社へ問い合わせて確認しておくと安心です。